こんにちは、bijomaruです(*^^*)
きょうは、茶道のお話です。
ブログのサブタイトルに茶道の文字を含めておきながら、茶道に関することを書くことはあまりありませんでした💦久々です。
ある日、茶道のお稽古に行ったときのことです。
知らないうちに一酸化炭素中毒にかかっていたことがありました。
きょうは、そのときのお話と注意喚起のための記事です✨
お稽古では、上の写真のように、お炭を使っています。
まさに写真のような「炉」のお稽古をしています。
いつものように、お稽古の順番が回ってきて、滞りなくお点前を済ませました。
その後、お茶とお菓子を頂くために「お客様」になっていたときのこと。
心臓がバクバクし始めました。
脈拍数が上がって、ボーッとする。
ボーッとしたせいか、熱があると感じたので、「あー、風邪引いちゃったかしら。。。明日仕事なのにどうしよう😥」と思っていました。
そのうち頭痛もしてきて、具合いが悪い自覚がありました。
周りに心配させるのも良くないので、それは誰にも言わずにお稽古を終え、失礼しました。
外に出ると頭痛がよりひどくなりました。
帰宅しても治まりません。
くしゃみや鼻水などの風邪の症状はありませんでしたが、
熱を測ったら37℃。多少熱があります。
「お風呂に入ったらスッキリして治るかな?」と思って入りましたが、ますます頭痛が悪化。
頭が割れるように痛かったです。
「コリャ明日の仕事行けないかも。。。」と不安になりつつ、
実家の母に「頭痛がひどいので早く寝ます。頭痛薬あれば、明日出勤前に実家に寄るのでください(手元に頭痛薬が無かったので)」とラインをして寝ました。
翌日は、少し頭痛も緩和しました。
熱は変わらず37℃くらい。
本当は平日なら仕事を休みたかったところですが、翌日は週末で人手がなく、休んだら迷惑がかかるので無理矢理仕事に行きました。
まる一日ほど体調不良でした。
それが一酸化炭素中毒によるものだと判明したのは、先日のお稽古のときのことでした。
お茶の先生が、
「前回のお稽古のあと、体調悪くならなかった? お稽古が終わってお弟子さんがみんな帰ったあと、すごく具合いが悪くなってしまって。すごい頭痛はするし、息苦しくなって、しばらくお稽古場で横になりました」
と、ご主人が救急車を呼ぶ事態になったとのこと。
「いつも窓に隙間は開けたり襖は開けっ放しでお稽古しているけれど、前回はお点前のときに襖を閉めちゃったから風通しが悪かったのね」
と先生がおっしゃるので、そこで初めて自分が中毒だったことに気づきました。
まさか自分の体調不良が一酸化炭素中毒によるものだとは想像もしていなかったので驚きました。
私は、
「帰ってからすごい頭痛がしました。でもお稽古中も脈拍数が上がって具合いが悪かったので風邪だと思っていたんです。頭痛薬飲もうかと思っていました。翌日も仕事に行けないかと思っていたくらいで。。」
と答えました。
ゾッとしました。
まさか自分が中毒とは思わなかったので風邪かと思っていましたが、この状況では確実に中毒だったと言わざるを得ません。
軽症とはいえ、一歩間違えば死ぬこともありえます。
実際に、お茶のお稽古で一酸化炭素中毒をおこして亡くなった方もいます。
先生の立場からすれば、指導者側の管理責任を問われる事態になりかねません。
これで私が翌日の仕事を休んだら?
損害ですね。
これで私が入院&治療したら?
これも損害ですね。
命を落としたら?
……責任取りきれませんね。
指導する側の方は、くれぐれもご注意ください。
責任追及されます。
訴えられるかもしれません。
損害が発生すれば、損害賠償請求されるかもしれません。
「私自身も具合い悪くなったんですよ!?」というのは通じません。
自分の管理責任が甘くて自分が命を落としたなら仕方ないことですが、他人に迷惑かけてはいけません。
事件があったことを受けて、お茶室には一酸化炭素測定器が置いてありました。
外は寒いですが、定期的に換気をするようになりました。
安全策は講じてくださったようです。でも、
「お茶のお稽古も命がけね、あはは」などと言われても笑えませんし、それでは済まされません。
私もワークショップをする程度の頻度ですが教えることもあります。
電気のお釜を使っているので一酸化炭素中毒はありえませんが、肝に銘じて色々なことに気をつけようと思いました。
一酸化炭素中毒の症状
1, 頭痛、息苦しさ、脈拍数が上がる、ボーッとする
2, 1がさらにひどくなる
3, 倒れる
4, 意識を失う
5, 命を落とす
一酸化炭素はほとんどニオイがしませんので、気づくことが困難です。
ですから気づいたときには気を失っていることがあるんですね。
初期の段階(頭痛や息苦しさ)で気付けると良いです。
なるべく体調に敏感でいましょう。
一酸化炭素中毒の防止策
- 定期的に換気をする
- 常に少し窓を開けておいたり、風が通る隙間をどこかに作っておく
- 可能であれば扇風機を置く
- 一酸化炭素は下に溜まるので、測定器を置くなら床上に置く
お茶のお稽古で炭を使っている場面でなくても、日常生活でストーブやヒーターを使っていればあり得ることですので、皆さんも安全策を講じて本当にお気をつけくださいね。
ただ一つ、今回のことでものすごく残念だったのは、先生から「ごめんなさい」のひとことすら無かったことです。
身体に影響が出て、仕事を休むかもしれない(休めるなら休みたかった)レベルの話だったのに。
もしかしたら命を落としていたかもしれなかったのに、謝罪の一言もないなんて。
それどころか、私が「風邪かと思っていましたが中毒だったんですかね」と言ったら、「いや、分からない、風邪かもしれない」と仰る。。。
さすがに自分の過失をマズイと思ったのでしょう。
何とか風邪だということにして、責任を逃れたかったのだと思います。
でも、「あれは風邪だった」と言えるのは被害者の私だけであって、事故をおこした張本人が言って良いことではありません。
私が加害者をかばって「風邪だったのでしょう」と言うならともかく、
加害者が「いやいや、風邪かもしれない」などと責任逃れしてはいけません。
中毒だったのは、今となっては明らかですから。
驚きました。。。
心から尊敬する師でしたが。残念です。。。
ほんのチョットしたことで人間性って出るものですね。
こういうときの対応で分かるものです。
同様に、一酸化炭素中毒の被害を受けたことをブログに書いていらっしゃる方を見つけましたので、ご参考まで。
そうです、相手が会社なら、確実に過失、労災レベルのお話です。
次回の茶道の話は楽しいネタを書くつもりです。
ではまた!