こんにちは、bijomaruです✨
きょうは、後半がスピ系寄りのお話になります。
事実しか書きませんが、受け取りようによってはスピ系なので、「信じるも信じないもあなた次第」といったところです(笑)。ご興味ある方だけお付き合いください。
ちょっと遡りますが、今年7月のお話です。
九星気学で方位を見て、年・月・日盤で最大吉方位がそろっている日を選んで、伏見稲荷大社に行ってまいりました✨
東京からの伏見稲荷大社までのアクセス
東京駅からレッツゴー!
早起きが苦手な私にとっては、これが限界(笑)。
東京から京都ってあっという間ですね。
2時間強です。
途中、きれいな田んぼが壮観だったので撮ってみました。
あっという間に京都着。
京都駅について、スーツケースをコインロッカーに預け、バッグ1つで奈良線乗り場へ。
京都駅から5分で稲荷駅に到着。
こんなに近かったんだ!とビックリ。
【交通】
東京駅→(新幹線のぞみ)→京都駅(2時間15分ほど)
京都駅→(JR奈良線)→稲荷駅(約5分)
東京から、約2時間30分あれば伏見稲荷大社に行けます。
さてさて、立派な大鳥居が見えてきました!
駅の改札の前がすぐ参道なので迷うことはありません。
外国人観光客がいっぱい!
そして、ものすごく暑い!
ジリジリします。。💦
予報では30℃超えだったけど、体感では35℃はある〜。
朱塗りがきれいです。
こちら、お神楽とかする場所かな。
階段の両脇にお狐さんがいます。神様のお使いです。
伏見稲荷大社のいわれが書いてあります。
念願だった稲荷山に登ります。
この先、伏見稲荷大社の奥にあるのが稲荷山です。稲荷山がご神体なんですね。
お山の中腹にある「四ツ辻」まで行って、はじめて神様にお顔出したことになるそうです。ですから、登る方は、せめて四ツ辻まではがんばりましょう。
伏見稲荷を知る人は、よく「稲荷山を登らなければ意味がない」というくらいですから、伏見稲荷に行ったら稲荷山に登るのは必須のようです。
そりゃそうですね、四ツ辻まで行かないと神様にお顔出したことにすらならないわけですから、自分の顔を認識していただけません。
おみくじやお守り売っている社務所や本殿なんて、お山の手前の手前です。
本殿にお参りしただけで帰ってしまっている方は、本当のご利益を求めるなら稲荷山ですよ!
さっそく大きな立派な鳥居が登場!
くぐって行きます。
大きな鳥居をくぐって行くと、、、
ここ、ここ~!
インスタ映えスポットでおなじみですね!
外国人含め、ほとんどの観光客は、鳥居を少し進んだだけで、写真を撮って満足して帰ってしまい、お山の頂上まで行く人はごくわずかです。
しかし、行ってみて思いましたが、稲荷山は観光地ではありません。「修行の場」です。
四ツ辻とうちゃーく!!
やっとですよ。きつかった~!
ここまで私の足で1時間半ほどかかりました。
(気温30℃超えの中、ですよ!?)
ちょっと曇っているけれど、京都を一望できます。きれいです!!
「仁志むら亭」というお茶屋さんがあるので休憩します。
後から聞きましたが、あの俳優の西村和彦さんのご実家だそうです。
暑さで意識もうろう状態だったので、写真撮り忘れました~。残念。。
四ツ辻から先の道。下りもあれば上りもあります。
大事なことは、時計回りに登ることです。
四ツ辻では四叉路に別れているので間違えないようにしましょう。
これが有名な「雷岩」。
強大なパワーを秘めています。
もっと先に進んで行くと、やっと頂上の一ノ峰「上ノ社末廣大神」に着きます。
ここが頂上なので、先に進むとずっと下り坂です。
下ると、もとの四ツ辻に戻ってきます。
山のふもとに下りると能楽堂がありました。
行って帰ってくるまでに、私の足ではゆうに3時間半かかりました。
もちろん気温のこともあります。暑さでヨロヨロしながら登りましたので。
そのときの季節にも人にもよりますが、もっと早く登れる方もいらっしゃることでしょう。
お狐さんは色々なものをくわえていますね。
左のお狐さんのように、くわえていない場合もありますが。
右のお狐さんは、稲穂をくわえています。
言わずもがな、お狐さんは伏見稲荷大社の神様のお使い。眷属(けんぞく)といわれています。
お狐さんとの不思議な出会い
登るとご利益があると聞いて、以前から登りたかった稲荷山。
東京から京都に着き、そのまま直行したので、出かけるときの出で立ちそのままでした。
Tシャツにジーンズ、そこまでは良かったのですが、靴はパンプス、しかも仕事用のバッグを持って。。
「だって、ちょっと階段があるくらいでしょう? 平気平気、この格好でも大丈夫!」と思っていたのです。
しかし、この日は気温30℃超え。体感では35℃以上。
気づいたときはすでに遅し。
格好からして大間違いでした!
稲荷山、甘く見てはいけません!
めちゃくちゃキツイです!!💦
出だしはいいんです。
「あー、これが有名なインスタスポットね! きれい〜✨」
なんて余裕もあります。
しかし、登りだしてから三ツ辻までが遠いのなんの!
神様にお顔見せたことになるポイント=四ツ辻なんて、はるかかなた先。
あづい。。死ぬ。。。
このままじゃ熱中症になっちゃう。。。
でも、ここで倒れて救急車呼んでもらっても、運んでもらうこともできない。
ていうか、呼んだとしても、救急隊員の方がここにたどり着くまでに、私死んじゃうんじゃない!?!?
登る前に冷たいお水買ってくれば良かった。。。
ゼーゼーハーハーして、ついに三ツ辻のだいぶ手前で足が止まってしまいました。
稲荷山がこんなにキツかったなんて。。
ちっちゃいお山にちょっと階段があるくらいのものだと思っていたのに。。。
この暑さだもん、無理無理💦
今回は諦めて帰ろうかな。。。
と思って地図を広げていたとき、、、声をかけられました。
私が「もうダメ、無理……」と必死な形相で、帰ろうかどうしようか悩んでいるのを察知して声を掛けてくださったのでしょう。
「お嬢さん、どうしました? どちらに行かれるんですか?」
見上げると白装束の男性が。
(お嬢さん、なんて年ではないけれども……と心の中でツッコみつつ)
私:「頂上まで行きたいのですが、もう暑くて暑くて。。引き返そうかと思っているところです。。」
と答えると、
白装束の男性:「もうちょっとだけ頑張って行ってみましょうか。四ツ辻に行って、はじめて神さんにお顔見せたことになるんですよ」
私:「そうなんですか。。(地図を見ながら)四ツ辻ってここですよね? 現在地はどこですか?」
白装束の男性:「今、この辺です。三ツ辻の少し前ですね。あと15分ほどで三ツ辻です」
私:「えー!」(四ツ辻なんてまだまだやんけ!という心の叫び)
しかし、「えー!」とか「なぬー!」とか言っていてもどうにもならないので、気力と体力を振り絞って「あとちょっとだけ、もうちょっとだけ」の気持ちでその白装束の男性について行きました。
道すがら、話をしました。
白装束の男性:「どちらからいらしたのですか? 目的はここですか?」
私:「東京からです。登るために来ました」
白装束の男性:「このために来たなら頑張らんとねぇ。せっかく遠くからいらしたんやから。」
私:「でもまさかこんなに大きなお山だとは想像していなくて……💦 稲荷山って、登るのにベストシーズンはいつなんですか? やっぱり春とか秋がいいんでしょうかねぇ〜……(こんな真夏に登ったことに後悔をにじませながら言った)」
白装束の男性:「いつの季節が良いとかじゃないんですよ、ご縁ですから。今日があなたのご縁だったということです。こうしてあなたが声掛けられたのもご縁だということです。あそこで僕が声掛けなかったら、あなた帰ってたやろ?」
私:「そうですね、、帰っていました。。それにしても、もう何度も登っていらっしゃるのですか?」
白装束の男性:「私はおつとめですから」
私:「こちらでお仕事されている方なんですか?」(普通の人とまったく雰囲気が違うので伏見稲荷大社の神官さんかな?と思って聞いた)
白装束の男性:「ええ、まぁ」
ふと、その横顔を見たとき、首筋に汗が滴っていた。そして目が金茶色に見えた。
動物の目をしてる!!
そのときやっと、
あ! この人、狐なんだ!!
お狐さんなんだ!! と気付きました。
お狐さんが人間の体を借りているだけで、中身はお狐さんなんだと思いました。
その後も、
「山を登るなら必ず右回りですよ」
とか、色々教えてくれました。
そして私は、そのお狐さんに導かれるまま何とか四ツ辻までたどり着くことができました。
四ツ辻では、複数に道が分かれています。
すると、お狐さんは、
「あなた、帰るって言ってたから、帰るなら今来た同じ道を引き返すだけね。でも、もしこの先も登るなら、右回りに行かなきゃいけないから(指さして)この道をまっすぐね。そうしたら(指さして)そこの道から出てきて、また四ツ辻に戻ってくるから。では」
と言って、軽快な足取りでその先を登って行かれました。
お狐さんと別れたあとも、私は帰る気満々。
本当は頂上まで行きたいけれど、何とか四ツ辻まで来て神様にお顔見せることはできたし、きょうはここまでかな。とりあえずお茶屋さんで冷たいお水買って、首のところ冷やして体温下げよう。それからゆっくり下山しよう。
と思っていました。
四ツ辻に着くと、お茶屋さんで休憩することができます。
俳優の西村和彦さんのご実家で有名な「仁志むら亭」があります。
冷たいお水も売っているし、おいしいソフトクリームも売っています。
軽食もいただけますよ。
まず、お茶屋さんの椅子に腰を下ろしました。足の疲労を実感します。
私の場合は暑くてご飯どころではなかったので、冷たいお水を買いました。
ペットボトルをそのまま首筋や脇の下につけて体温を落としました。
お水を飲んでも暑くて、ソフトクリームを買いました。
バニラとソーダのミックスです。
とてもおいしかったのですが、この辺の写真は一切ありません。
もう、暑くて、写真どころではなかったので(笑)。
休憩していると、今までと打って変わったようにスーッと冷たい風が吹いてきました。
「あー、気持ちいい。。」
冷たい風を感じて、「この先も行けるかも」という気持ちが出てきました。
そして気を持ち直して頂上まで登って、無事、下山できました。
できることなら、あのお狐さんに「おかげ様で無事頂上まで登ることができました! ありがとうございました!」と報告したいところです。
でもきっと、私が登ったことはご存じだろうなと思います。
あの、すべてを見透かしたような感じ。
きっと四ツ辻で「帰るならこっちね、登るならこっちね」と私に判断を任せたときも、「この子は最終的には登るだろうな」と分かっていらしたに違いありません。
私自身は帰る気満々でしたが、あの方は結果を見透かしている感じでしたから。
だから、報告する必要なんてないのでしょうね。すべてご存じでしょう。
後日、別件で占いの先生のところに行きました。
(私は何か疑問などがあるとすぐ行くようにしています)
一連の話をすると、
「その人、狐だよ。私も稲荷山で白装束の姿をした狐に会ったことありますよ。その方にはこう言われましたよ。
稲荷山は、
汗かいて、
息吐いて、
重い荷物を下ろす所
まさにそうでしょう。下山してくると体が軽くなるでしょう?
それから、冷たい風が吹いてきたのは、神様からの合図だよ。
よく神社とかで風が吹いてきて、触れてもいないのに鈴がじゃらじゃら鳴ることがあるでしょ。あれですよ。
『あなたの願いは分かりましたよ』ということ。あきらめないで頂上まで登ってよかったね」と。
ちょっとスピ系の話だったかもしれません。
でも、確かにあれはお狐さんでした。
“見える人”が端から見ていたとしたら、面白い光景だったかもしれません(笑)。
白狐がフサフサのしっぽを揺らしながら軽快に登っていく後ろに、ゼーハーしながら顔を真っ赤にしてヨロヨロの女性が必死で付いていく姿(笑)。
まぁ、光景は美しくなかったにしても、私はお狐さんに「こっちだよ」と導かれて四ツ辻まで行ったわけです。
意識もうろうとしてしっかり見ることができなかったところもあるので、また良い日を選んでチャレンジしたいです☆彡
この旅行で温泉に入った話は下記リンクからご覧ください。
ではまた!